日下診療所のCPAPオンライン診療 — 対面診療と組み合わせる継続管理

石田 和也 理事長
理事長石田 和也

日下診療所では、2023年10月からCPAPオンライン診療に対応しています。平日の受診が難しい方は土日祝午前の外来も利用でき、病状が安定した後は対面診療とオンライン診療を組み合わせることができます。

CPAP治療では、機器を使い続けるだけでなく、日中の眠気やいびきが改善しているか、マスクから空気が漏れていないか、高血圧などの合併症に変化がないかを定期的に確認します。

CPAPオンライン診療を利用できる方

オンライン診療へ移行できるのは、原則として次のような条件を満たす方です。

  • SASの診断とCPAP導入が済んでいる
  • 対面診療で、CPAPによるいびき・眠気の改善と使用状況を確認している
  • 症状や合併症が安定し、医師がオンラインで継続可能と判断している
  • CPAP機器の使用データを診察時に確認できる
  • 状態が変化した場合に対面受診へ切り替えられる

初めてSASが疑われる方の診断や、CPAPの適応判断をオンラインだけで完結させる仕組みではありません。

オンライン診療で確認すること

診察では、機器のデータと体調の両方を確認します。

  • CPAPの使用日数・使用時間
  • 機器が記録した呼吸イベントやマスクからの空気漏れ
  • 日中の眠気、いびき、熟睡感の変化
  • マスクの痛み、乾燥、空気漏れなどの困りごと
  • 体重・血圧の変化
  • 高血圧、糖尿病、心血管疾患などの合併症の状況

特に血圧が下がりにくい方や、夜間・早朝の血圧が高い方は、SASの治療状況と血圧管理を合わせて確認します。

対面診療を優先する場合

次のような場合は、オンライン診療を続けるよりも対面での評価を優先します。

  • CPAP開始後も強い眠気やいびきが続く
  • 胸痛、急な息苦しさ、失神など新しい症状がある
  • マスクが合わない、機器を十分に使えない
  • 体重や血圧が大きく変化した
  • 高血圧・糖尿病などの合併症を詳しく評価する必要がある
  • 医師が身体診察や追加検査を必要と判断した

突然の強い胸痛、急な息苦しさ、意識障害などがある場合は、オンライン予約を待たず119番へ連絡してください。

機器の説明・調整は提携業者と連携

CPAP導入時の機器説明や初期設定、マスクや機器の調整は、提携業者と連携して行います。オンライン診察で機器の問題が分かった場合も、必要に応じて業者と対応を調整します。

南千住で継続しやすい受診方法

日下診療所は南千住駅から徒歩5分で、土日祝の午前も診療しています。状態が安定している時期はオンライン、血圧や体調の変化がある時期は対面というように、医師と相談しながら受診方法を切り替えます。

海外滞在中を含む遠隔地からの診療は、滞在地の法令、保険、緊急時対応などによって利用できない場合があります。事前に個別の確認が必要です。

費用と受診間隔

CPAPの継続管理は保険診療の対象ですが、自己負担額は保険の負担割合、診療内容、機器、オンライン診療システムの利用料などで異なります。また、対面とオンラインの受診間隔は病状に応じて医師が決めます。固定の金額や受診回数を前提にせず、診察時にご確認ください。

初めていびき・眠気を相談する方へ

初めてSASが疑われる方は、まずいびき・日中の眠気の症状ページをご覧ください。簡易検査、在宅PSG、CPAPの現行保険基準は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療ページにまとめています。

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執筆: 石田 和也(理事長)