疾患

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療 — 在宅PSG・CPAPオンライン診療対応

日下診療所では、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の簡易検査から在宅 PSG(自宅で実施する精密検査)、CPAP 治療の継続管理まで対応しています。入院不要の在宅 PSG 対応と、2023 年 10 月から開始した CPAP オンライン診療により、荒川区南千住エリアにお住まいの皆さまが仕事を休まずに SAS 診断から治療継続まで完結できる体制を整えています。

監修: 石田 和也(理事長)公開日: 最終更新日:

日下診療所のSAS診療

SAS 診療の体制

日下診療所では、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療に力を入れています。荒川区南千住エリアにお住まいの 30-50 代の方を中心に、「家族からいびきを指摘された」「日中の強い眠気が気になる」「健康診断で再検査を勧められた」といった受診動機の方に多く対応してきました。木村院長(高血圧専門医)を中心に、内科専門医による診療体制で、SASの簡易検査・在宅PSG・CPAP治療の導入・継続フォローまで一貫した診療体制を整えています。

働く世代に合わせた診療のこだわり

SAS の治療は長期間の CPAP 継続が中心となるため、「仕事を続けながら無理なく治療できること」が治療成功の鍵だと日下診療所では考えています。お仕事やご家庭の事情で平日の通院が難しい方も多く、日下診療所ではそうしたライフスタイルに合わせた柔軟な診療計画をご提案しています。在宅 PSG(自宅で実施する精密検査)の提供、CPAP オンライン診療(2023 年 10 月より対応)、遠隔モニタリングによる CPAP 使用状況の把握、対面診療のタイミングの工夫など、複数の手段を組み合わせて「仕事を休まない SAS 診療」を実現します。

日下診療所でのSAS診療の流れ

初診 — 簡易検査の予約

日下診療所を初めて受診される際は、問診と日中の眠気評価(エプワース眠気尺度・STOP-Bang 質問票)を行った上で、必要に応じて自宅で行う簡易検査の予約を取ります。簡易検査器は後日ご自宅にお届けし、指定の日の夜に装着して一晩記録していただきます。翌日に機器を返却いただき、解析結果を次回の診察でご説明します。初診から検査実施・結果説明まで、一般的には 2-3 週間程度を想定しています。

在宅PSG検査 — 入院不要の精密検査

簡易検査の結果がより詳しい評価が必要と判断された場合、日下診療所では在宅 PSG(自宅で実施する精密検査)に対応しています。従来、PSG 検査は 1 泊入院が必要でしたが、在宅 PSG であれば普段の睡眠環境でより正確な評価を受けることができ、仕事を休む必要もありません。2026 年 6 月の診療報酬改定により、PSG で AHI 15 以上であれば CPAP の保険適用となるため、より早期に治療を開始できる環境が整いました。

CPAP治療の導入と継続フォロー

簡易検査または在宅 PSG の結果、CPAP の保険適用基準(簡易検査 AHI 30 以上、または PSG AHI 15 以上)を満たす場合、CPAP 治療の導入をご提案します。CPAP 装置はレンタル(医療機関からの貸与)となり、月 1 回の診察が必要です。治療開始初期はマスクの調整や圧力設定の最適化のため対面診療を基本とし、使用状況が安定した段階から CPAP オンライン診療への切り替えも可能です。循環器合併症の精密評価が必要な場合には、永寿総合病院や東京女子医大足立医療センターなどの連携医療機関にご紹介しています。

日下診療所での睡眠時無呼吸症候群(SAS)診療の特色

「いびきが大きい」「夜中に目が覚める」「日中に強い眠気がある」などの症状は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)のサインかもしれません。SASは高血圧や糖尿病、心血管疾患のリスクを高めることが知られており、働き盛り世代から高齢の方まで早期発見・治療が大切な疾患です。日下診療所では、高血圧専門医・内分泌代謝科専門医の資格を持つ木村院長を中心とした内科専門医チームで、簡易検査・在宅PSG・CPAP治療の導入から継続フォローまで一貫した診療体制を整えています。CPAP治療はオンライン診療(再診)でも継続可能で、お忙しい方の通院負担を軽減します。生活習慣病の合併がある場合は、SASと同時に管理することで治療効果を高めます。

木村院長より

SASの診療で大切にしているのは、「症状の改善」と「合併症のリスク低減」の両立です。SASは高血圧や糖尿病と密接に関連しており、SAS治療によって血圧や血糖のコントロールが大きく改善することも珍しくありません。

CPAP治療は最初は装着に慣れない方もいらっしゃいますが、適切な設定とフォローで多くの方が快適に継続できるようになります。「マスクが合わない」「使い方がわからない」「効果を感じにくい」などのご相談には丁寧にお応えします。お忙しい方にはオンライン診療(再診)で通院負担を軽減しますので、生活との両立を諦めずにご相談ください。

よくあるご質問

Q. いびきを家族に指摘されただけでも受診できますか?

A. はい、ぜひ一度ご相談ください。いびきは睡眠時無呼吸症候群の最も代表的なサインであり、ご家族からの指摘は重要な受診動機となります。初診では問診と眠気評価を行い、SAS が疑われる場合には簡易検査の実施をご提案します。検査は自宅で行えるため、入院の必要はありません。

Q. 仕事をしながらCPAP治療を続けられますか?

A. はい、日下診療所では多くの働く世代の方が CPAP 治療を継続されています。CPAP 装置は自宅で就寝時のみ使用するもので、日中の活動には影響しません。また、出張先にも持ち運び可能な小型機種も選択できます。日下診療所ではお一人おひとりの生活パターンに配慮した治療計画をご提案しています。

Q. CPAP治療はオンライン診療で継続できますか?

A. はい、日下診療所では 2023 年 10 月から CPAP オンライン診療に対応しています。ただし、治療開始初期のマスク調整や圧力設定の最適化のためには対面診療が基本となります。使用状況が安定した段階から、対面診療とオンライン診療を組み合わせた柔軟なフォローが可能です。

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参考文献

  1. 日本呼吸器学会「睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療ガイドライン 2020」 南江堂, 2020 [Link]
  2. 日本循環器学会「2023 年改訂版 循環器領域における睡眠呼吸障害の診断・治療に関するガイドライン」 日本循環器学会, 2023 [Link]
  3. 日本睡眠学会診断分類委員会 訳「睡眠障害国際分類 第 3 版(ICSD-3)」 ライフ・サイエンス, 2018
  4. 厚生労働省「令和 8 年度 診療報酬改定(在宅持続陽圧呼吸療法指導管理料及び終夜睡眠ポリグラフィーの見直し・2026 年 6 月施行)」 厚生労働省, 2026