糖尿病治療を引き継ぎたい方へ — 初診・転院時の準備と継続管理

石田 和也 理事長
理事長石田 和也

転居、通勤・通学先の変更、通院負担、生活の変化などをきっかけに、糖尿病の通院先を変えたいと考えることがあります。日下診療所の糖尿病専門外来では、これまでの治療経過を確認し、現在の治療をどのように引き継ぐかを一緒に相談します。

この記事は、すでに糖尿病と診断され、内服薬、注射薬、インスリン、CGM(持続血糖測定器)などを使用している方の初診・転院準備を中心にご案内します。

初診・転院時にあると役立つもの

すべてがそろっていなくても、準備できる範囲でお持ちください。

  • 紹介状や診療情報提供書(発行されている場合)
  • お薬手帳、処方内容が分かる資料、残っている薬
  • インスリンや注射薬の名称、1回量、使用する時間帯が分かる記録
  • 直近の血液・尿検査、眼科検査、健康診断などの結果
  • 血糖自己測定、体重、血圧の記録(お持ちの場合)
  • CGMのレポート、使用している機器・アプリ・センサーが分かる資料
  • マイナンバーカード(マイナ保険証)または資格確認書

薬やインスリンを自己判断で中断せず、受診時点の治療内容を分かる範囲でお伝えください。

最初の診察で確認すること

これまでの治療経過

糖尿病の種類、診断された時期、これまでのHbA1cや血糖値、使用した薬と変更理由、低血糖や高血糖の経験、合併症の検査歴などを確認します。資料が十分にない場合も、分かる範囲から整理します。

現在の状態と必要な検査

日下診療所では、血糖値とHbA1cを院内で測定し、約10分を目安に結果をご説明できます。その他の検査は、これまでの治療、症状、合併症の状況などに応じて医師が個別に判断します。全員に同じ検査を行うわけではありません。

治療を継続するか、調整するか

これまでの治療を一度リセットするのではなく、治療を始めた理由、効果、副作用、生活状況を確認したうえで、継続または調整を相談します。治療目標や受診間隔も、年齢、病状、合併症、低血糖リスク、通院しやすさなどに応じて決めます。

1型糖尿病・CGM・インスリンポンプの相談

日下診療所では、2型糖尿病に加えて1型糖尿病の診療にも対応しています。CGMは導入から継続管理まで行っています。現在使用している機器や治療内容が分かる資料があれば、受診時にご提示ください。

インスリンポンプについては、現在の治療内容やご希望を確認したうえで、対応についてご相談いただけます。病状や必要な治療に応じて専門医療機関とも連携します。

院内での栄養指導

日下診療所では、院内での栄養指導を月1回程度、おおむね第3火曜日に行っています。開催日が変わる場合があるため、ご希望の方は予約前または受診時にご確認ください。治療内容や生活状況に応じて、栄養指導を利用する時期もご相談します。

糖尿病専門外来の診療体制

日下診療所には、糖尿病専門医・内分泌代謝科専門医が在籍しています。薬物療法だけでなく、低血糖への配慮、合併症の確認、生活に合わせた治療の続け方を一緒に考えます。

必要な眼科検査や専門的な検査・治療は、病状に応じて連携医療機関をご案内します。詳しい対応範囲は糖尿病の診療ページをご覧ください。

オンライン診療と対面診療の使い分け

糖尿病についてオンラインで初診をご相談いただくことも可能です。ただし、診察や血液検査・尿検査が必要な場合や、病状によっては対面受診をご案内します。継続診療でも、必要な検査と病状に応じて対面診療とオンライン診療を組み合わせます。

Web予約では「糖尿病内科」を選択できます。予約方法に迷う場合は、一般のWeb予約からご確認ください。

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参考資料

監修: 木村(院長)