疾患
膠原病(自己免疫疾患)— 初期評価から長期管理まで内科で一貫対応
膠原病は、免疫が自分自身のからだを誤って攻撃する自己免疫疾患の総称で、関節リウマチ・SLE・シェーグレン症候群・強皮症などが含まれます。荒川区南千住の日下診療所では、日本リウマチ学会専門医である篠崎美樹子副院長が、血液検査による初期評価から専門医療機関との連携まで継続して対応します。南千住駅徒歩5分。Web予約・オンライン診療対応。
膠原病(自己免疫疾患)とは
膠原病は、本来からだを守るべき免疫が自分自身の組織を誤って攻撃してしまう「自己免疫疾患」の総称です。関節・皮膚・血管・内臓など複数の臓器に炎症を引き起こす可能性があり、症状は多彩です。
日本における膠原病の患者数は推定100〜200万人で、多くの疾患が厚生労働省の指定難病に登録されています。適切な治療により症状をコントロールし、日常生活を維持できるケースが多いため、早期の診断と継続的な管理が重要です。
代表的な疾患
膠原病には多くの疾患が含まれます。日下診療所では篠崎副院長が以下の疾患群の初期評価から継続管理まで対応しています。
関節リウマチ(RA)
免疫が関節滑膜を攻撃し、関節の腫れ・痛み・朝のこわばりを引き起こす最も頻度の高い膠原病です。日本の患者数は推定70〜100万人。早期診断・早期治療により関節破壊の進行を抑制できます。日下診療所では関節リウマチの詳しい解説と診療体制を別ページでご案内しています。
シェーグレン症候群
涙腺や唾液腺に慢性炎症が起こり、目や口の乾きを主症状とする自己免疫疾患です。日本の推定患者数は30〜70万人。関節リウマチ患者の約20〜30%に合併します。「ドライアイが点眼薬で改善しない」場合に内科的評価が必要な疾患です。日下診療所ではシェーグレン症候群の詳しい解説と診療体制を別ページでご案内しています。
全身性エリテマトーデス(SLE)
全身の臓器に炎症を起こす自己免疫疾患で、蝶形紅斑(顔面の蝶の形をした発疹)・関節痛・腎障害(ループス腎炎)・光線過敏などが特徴です。20〜40代の女性に多く、日本の患者数は約6〜10万人。抗核抗体・抗dsDNA抗体の検出が診断の手がかりとなります。
全身性強皮症(SSc)
皮膚や内臓の線維化(硬化)が進行する自己免疫疾患です。レイノー現象(寒冷時に手指が白くなる)が初期症状として現れることが多く、皮膚硬化・肺線維症・食道運動障害などを伴います。抗セントロメア抗体・抗Scl-70抗体の検出が診断に重要です。
多発性筋炎・皮膚筋炎(PM/DM)
筋肉に慢性炎症が起こり、四肢近位筋の筋力低下を主症状とする自己免疫疾患です。皮膚筋炎ではヘリオトロープ疹(まぶたの紫紅色の発疹)やゴットロン徴候(手指関節背面の紅斑)を伴います。CK(クレアチンキナーゼ)上昇と筋炎特異的自己抗体の検出が診断に重要です。
混合性結合組織病(MCTD)
SLE・強皮症・多発性筋炎の症状が混在する自己免疫疾患です。レイノー現象・手指の腫脹・肺高血圧症を伴うことがあります。抗U1-RNP抗体が高力価で陽性になることが診断の手がかりです。
血管炎症候群
血管壁に炎症が起こる疾患群の総称で、侵される血管のサイズや部位により多くの疾患が含まれます(ANCA関連血管炎・高安動脈炎・巨細胞性動脈炎など)。発熱・体重減少・臓器虚血症状など多彩な症状を呈します。
リウマチ性多発筋痛症(PMR)
50歳以上(特に65歳以上)に好発する疾患で、両肩・上腕・大腿部の筋肉痛とこわばりを主症状とします。CRP・赤沈が著明に上昇し、少量のステロイドで劇的に改善するのが特徴です。巨細胞性動脈炎(GCA)との合併に注意が必要です。
共通する症状
膠原病にはさまざまな疾患が含まれますが、以下のような症状が共通して現れることがあります。これらの症状が続く場合は、自己免疫疾患の可能性を考慮して血液検査を受けることをお勧めします。
- 原因不明の関節の痛み・腫れ・こわばり
- 目や口の乾き(ドライアイ・ドライマウス)が続く
- 原因不明の発熱・倦怠感が2週間以上続く
- 皮膚の発疹(蝶形紅斑・光線過敏・レイノー現象等)
- 手指がこわばる・むくむ
- 原因不明の貧血・タンパク尿・血尿
- 筋力低下(階段の昇降が困難になる等)
診断・検査
膠原病の診断には血液検査による自己抗体の評価が中心となります。日下診療所では以下の検査に対応しています。
- 抗核抗体(ANA): 膠原病全般のスクリーニング検査
- 各種疾患特異的自己抗体: 抗CCP抗体(RA)・抗dsDNA抗体(SLE)・抗SS-A/SS-B抗体(シェーグレン)・抗Scl-70抗体(強皮症)等
- 炎症マーカー: CRP・赤沈(ESR)
- 血算: 貧血・白血球減少・血小板減少の評価
- 補体(C3・C4・CH50): SLE の活動性評価
- 尿検査: タンパク尿・血尿の評価(ループス腎炎のスクリーニング)
専門医療機関との連携
膠原病の診断確定や、SLE・強皮症・血管炎症候群など全身性の臓器障害を伴う疾患の治療では、篠崎副院長と東京女子医科大学足立医療センター 膠原病・リウマチ内科との直接連携体制により、専門医療機関での精密評価をご案内します。診断確定後・治療が安定した段階で、日下診療所での継続管理にスムーズに移行できる体制を整えています。
さらに高度な専門治療(SLEのループス腎炎管理・強皮症の肺高血圧症評価など)が必要な症例については、順天堂大学医学部附属順天堂医院 膠原病内科との連携でご相談いただける体制を整えています。
日下診療所での診療体制
篠崎美樹子副院長は、日本リウマチ学会専門医として、関節リウマチをはじめ、膠原病領域全般の診療経験を積んできました。東京女子医科大学附属膠原病リウマチ痛風センターでの臨床経験を経て、現在は日下診療所に常勤として勤務し、リウマチ・膠原病領域の継続的な診療を担当しています。
荒川区南千住エリアにお住まいの方で、原因不明の関節痛・発疹・発熱が続く方、他の医療機関で膠原病と診断され継続管理先をお探しの方は、日下診療所にご相談ください。南千住駅から徒歩5分、Web予約・オンライン診療(再診)にも対応しています。
初診の流れ
初診では、症状の経過を詳しくお伺いした上で、血液検査(抗核抗体・各種自己抗体・炎症マーカー等)を行います。検査結果は約1週間でお伝えし、診断結果に基づいて治療方針や連携先をご相談します。Web予約または公式LINEからの予約サイト、お電話(03-3803-5831)でご予約ください。
よくあるご質問
Q. 膠原病はどのような症状で受診すべきですか?
A. 原因不明の関節痛・関節の腫れ・朝のこわばりが続く場合、目や口の乾きが改善しない場合、原因不明の発熱・倦怠感が2週間以上続く場合、皮膚に発疹やレイノー現象(寒冷時に手指が白くなる)がある場合は、自己免疫疾患の可能性を考えて受診をお勧めします。日下診療所では血液検査で自己抗体の評価を行い、膠原病の可能性を調べることができます。
Q. 膠原病の血液検査で何がわかりますか?
A. 抗核抗体(ANA)を含む各種自己抗体検査により、どの膠原病が疑われるかを評価できます。例えば抗CCP抗体陽性であれば関節リウマチ、抗SS-A/SS-B抗体陽性であればシェーグレン症候群、抗dsDNA抗体陽性であればSLEの可能性が高まります。日下診療所では初診時にこれらの検査を一括で行うことが可能です。
Q. 膠原病は完治しますか?
A. 膠原病は慢性疾患であるため「完治」は難しいことが多いですが、適切な治療により症状をコントロールし、日常生活を維持できるケースが大半です。関節リウマチでは「寛解」(症状が落ち着いた状態)を達成できる患者さんも増えています。日下診療所では長期的な経過観察と治療調整を継続して行います。
Q. 膠原病で他の病院に通院中ですが、日下診療所に転院できますか?
A. はい、他の医療機関で膠原病の治療を受けている方の継続管理にも対応しています。現在の治療内容(使用中の薬剤・最新の血液検査結果)が分かる資料をお持ちいただければスムーズです。篠崎副院長が治療経過を確認し、日下診療所での継続管理を引き継ぎます。
Q. 膠原病の診療はどのくらいの頻度で通院が必要ですか?
A. 疾患の種類や活動性により異なりますが、安定期であれば1〜3ヶ月に1回の定期受診が一般的です。治療開始直後や病状が不安定な時期はより頻繁な受診が必要になることがあります。南千住駅徒歩5分の立地で、荒川区にお住まいの方が継続通院しやすい環境を整えています。