疾患

関節リウマチ — 朝のこわばり・関節の腫れを総合的に評価

関節リウマチは、免疫が自分の関節を誤って攻撃する自己免疫疾患で、手指の腫れや朝のこわばりを主な症状とします。荒川区南千住の日下診療所では、日本リウマチ学会専門医である篠﨑美樹子副院長が、症状・関節の診察・必要な検査を組み合わせて評価し、病状や治療内容に応じて専門医療機関と連携します。

監修: 篠﨑 美樹子(副院長)公開日: 最終更新日:

関節リウマチとは

関節リウマチは、本来からだを守るべき免疫が自分自身の関節滑膜を攻撃してしまう自己免疫疾患です。手指・手首・足趾など小さな関節を中心に、左右対称の関節の腫れ・痛み・朝のこわばり(30分以上)が特徴的な症状として現れます。

診断と検査

関節リウマチは、症状と関節の診察に、必要な血液検査を組み合わせて総合的に評価します。血液検査だけでは診断は確定せず、必要に応じて画像検査を含む専門的な評価をご案内します。

  • リウマトイド因子(RF): 診断の手がかりとなる抗体。陰性でも関節リウマチのことがあり、陽性でも関節リウマチとは限りません
  • 抗CCP抗体: 関節リウマチに対する特異度が高く(約95%)、早期診断に有用
  • CRP・赤沈(ESR): 炎症の程度を評価
  • MMP-3: 炎症の程度をみる補助的な指標
  • 血算・肝機能・腎機能: 治療開始前のベースライン評価

治療

メトトレキサート(MTX)を中心とした薬物療法

禁忌などがなければ、メトトレキサート(MTX)が関節リウマチ治療の中心となります。MTXは週単位で服用する薬です。1週間のうち処方された曜日・時刻だけに服用し、それ以外の日は服用しません。1週間分を1日または2日に分ける場合など、服用回数や分け方は処方によって異なります。処方どおりに服用し、自己判断で追加・中止・変更しないでください。治療中は定期的な診察と血液検査で副作用を確認します。

生物学的製剤・JAK阻害薬が必要な場合

生物学的製剤やJAK阻害薬の導入が必要な場合や、専門的な評価が必要な場合は、病状に応じて専門医療機関をご案内します。導入後の管理については、現在の治療内容や病状を確認したうえで、日下診療所で対応できる範囲をご相談します。

日下診療所での診療体制

篠﨑美樹子副院長は、日本リウマチ学会専門医として、関節リウマチをはじめとするリウマチ・膠原病領域の診療経験を積んできました。東京女子医科大学附属膠原病リウマチ痛風センターでの臨床経験を経て、現在は日下診療所に常勤として勤務し、リウマチ・膠原病領域の継続的な診療を担当しています。

荒川区南千住エリアにお住まいの方で、関節の腫れや朝のこわばりが気になる方、他の医療機関で関節リウマチと診断され継続管理先をお探しの方は、日下診療所にご相談ください。南千住駅から徒歩5分です。再診のオンライン診療は、病状や治療内容に応じてご案内します。

初診の流れ

初診では、症状の経過をお伺いして関節を診察し、必要な血液検査を検討します。検査項目によって結果が出るまでの日数は異なります。結果と診察所見を総合し、必要に応じて追加検査や専門医療機関への紹介をご相談します。Web予約または公式LINEからの予約サイト、お電話(03-3803-5831)でご予約ください。

継続管理

通院頻度、検査内容、薬剤管理は、病状や治療内容により異なります。現在の治療内容を確認したうえで、日下診療所で対応できる診察・検査・薬剤管理の範囲をご相談します。専門的な評価や治療が必要な場合は、専門医療機関での継続受診をご案内します。

よくあるご質問

Q. 関節リウマチはどのような症状で受診すべきですか?

A. 手指の関節が腫れる、朝起きたときに手指がこわばって動かしにくい(30分以上続く)、関節の腫れや痛みが左右対称に現れる、といった症状が2週間以上続く場合は受診をお勧めします。これらの特徴がすべてそろわなくても、関節の腫れや痛みが続く場合はご相談ください。

Q. 関節リウマチの血液検査はどのくらいの時間で結果が出ますか?

A. 検査項目によって、結果が出るまでの日数は異なります。受診時に必要な検査と結果説明の時期をご案内し、結果は症状や診察所見と合わせてご説明します。

Q. 関節リウマチの治療は長期間続ける必要がありますか?

A. はい、関節リウマチは慢性疾患であるため、寛解を維持するための長期的な治療継続が必要です。ただし、早期に治療を開始し寛解が達成された場合は、薬の減量や、場合によっては薬剤フリー寛解(薬を中止しても症状が再燃しない状態)を目指すこともあります。減量や中止は必ず主治医と相談し、自己判断で薬を変更しないでください。

Q. 他の病院で治療を受けていますが、日下診療所に転院できますか?

A. 紹介状(診療情報提供書)、お薬手帳、直近の検査結果など、現在の治療内容が分かる資料をお持ちください。治療経過と病状を確認したうえで、日下診療所で継続できるかをご相談します。病状や治療内容によっては、専門医療機関での継続受診をおすすめする場合があります。

Q. 生物学的製剤の注射は日下診療所で受けられますか?

A. 製剤の種類、投与方法、現在の病状によって対応が異なります。紹介状や現在の治療内容を確認したうえで、日下診療所で対応できる管理範囲と、専門医療機関で継続する範囲をご案内します。受診前にご相談ください。

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参考文献

  1. 日本リウマチ学会「関節リウマチ診療ガイドライン2024改訂」 [Link]
  2. 日本リウマチ学会「関節リウマチ(一般向け)」 [Link]
  3. American College of Rheumatology / EULAR「Classification Criteria for Rheumatoid Arthritis (2010)」 [Link]