疾患
シェーグレン症候群 — ドライアイ・口の渇きの原因を内科で評価
シェーグレン症候群は、涙腺や唾液腺に慢性的な炎症が起こる自己免疫疾患で、目や口の乾きを主な症状とします。荒川区南千住の日下診療所では、日本リウマチ学会専門医である篠﨑美樹子副院長が症状と必要な血液検査を評価し、確定診断に必要な眼科・口腔領域の検査や専門的な評価をご案内します。
なぜ内科で評価が必要なのか
ドライアイの症状で眼科を受診し、点眼薬(人工涙液等)で対症療法を受けている方の中に、背景にシェーグレン症候群が隠れているケースがあります。点眼薬だけでは改善しないドライアイや、口の渇きを伴う場合は、自己免疫疾患としての評価が必要です。
シェーグレン症候群は眼科だけで完結する疾患ではなく、全身の自己免疫をコントロールする視点が重要です。血液検査で抗SS-A抗体・抗SS-B抗体などの自己抗体を調べることで、シェーグレン症候群の可能性を評価できます。内科(リウマチ科)で全身状態を把握した上で、眼科・歯科口腔外科と連携して総合的に管理することが理想的です。
日下診療所では、篠﨑副院長(日本リウマチ学会専門医)が「ドライアイ点眼薬で改善しない」「口腔ケアで改善しない」という方の内科的評価を行っています。
診断・検査
シェーグレン症候群は、症状や診察所見、血液検査に加え、涙や唾液の分泌を調べる検査などを組み合わせて診断します。自己抗体の陽性・陰性だけでは診断は確定しません。日下診療所では症状を確認して必要な血液検査を検討し、確定診断に必要な眼科・口腔領域の検査や専門的な評価をご案内します。
- 抗SS-A抗体(抗Ro抗体): シェーグレン症候群で最も陽性率が高い(約70%)
- 抗SS-B抗体(抗La抗体): 診断の手がかりとなる自己抗体。陽性・陰性だけでは診断できません
- 抗核抗体(ANA): 膠原病の評価に用いる検査。健康な方でも陽性になることがあります
- RF(リウマトイド因子): シェーグレン症候群でも陽性になることがあり、単独では関節リウマチの合併を判断できません
- 血算・免疫グロブリン: IgG高値・白血球減少の評価
- CRP・赤沈: 炎症活動性の評価
治療と長期管理
専門医療機関との連携
シェーグレン症候群の確定診断、合併する膠原病の評価、臓器への影響を調べる専門的な検査が必要な場合は、病状に応じて眼科や専門医療機関をご案内します。診断後の管理については、現在の治療内容や病状を確認したうえで、日下診療所で対応できる範囲をご相談します。
日下診療所での診療体制
篠﨑美樹子副院長は、日本リウマチ学会専門医として、シェーグレン症候群を含むリウマチ・膠原病領域の診療経験を積んできました。東京女子医科大学附属膠原病リウマチ痛風センターでの臨床経験を経て、現在は日下診療所に常勤として勤務し、リウマチ・膠原病領域の継続的な診療を担当しています。
荒川区南千住エリアにお住まいの方で、ドライアイが点眼薬で改善しない方、口の渇きが続く方、他の医療機関でシェーグレン症候群と診断され継続管理先をお探しの方は、日下診療所にご相談ください。南千住駅から徒歩5分です。再診のオンライン診療は、病状や治療内容に応じてご案内します。
初診の流れ
初診では、症状の経過を詳しくお伺いし、必要な血液検査を検討します。検査項目によって結果が出るまでの日数は異なります。結果と診察所見を総合し、確定診断に必要な眼科・口腔領域の検査や専門医療機関への紹介をご相談します。Web予約または公式LINEからの予約サイト、お電話(03-3803-5831)でご予約ください。
よくあるご質問
Q. ドライアイが続いていますが、シェーグレン症候群の可能性はありますか?
A. 点眼薬(人工涙液等)を使用しても改善しないドライアイが続く場合、シェーグレン症候群が背景にある可能性があります。特に口の渇きや倦怠感も伴う場合は、内科で全身状態を確認し、症状に応じて必要な血液検査を検討します。血液検査だけでは診断は確定しないため、必要に応じて眼科・口腔領域の検査をご案内します。
Q. シェーグレン症候群は眼科と内科のどちらを受診すべきですか?
A. 目の乾きが主な症状の場合は眼科で涙や目の表面を評価し、口の渇き・倦怠感・関節痛など全身の症状を伴う場合は内科でも評価します。シェーグレン症候群の診断には両方の情報が必要になることがあるため、症状に応じて連携先をご案内します。
Q. シェーグレン症候群の治療は何をしますか?
A. 目や口の乾燥には、点眼薬、唾液分泌を促す薬、口腔ケアなどの対症療法を行います。乾燥症状だけを理由に全身性のステロイド治療を行うものではありません。関節や肺など全身の臓器に症状がある場合は、専門的な評価に基づいて治療を検討します。定期受診では症状と全身状態を確認し、必要な検査や専門医療機関への紹介をご相談します。
Q. 関節リウマチの治療中に目が乾くようになりました。関係ありますか?
A. 関節リウマチにシェーグレン症候群を合併することがあります。目の乾き・口の渇きが気になる場合は、次回の受診時にお伝えください。症状に応じて必要な検査を検討し、必要に応じて眼科や専門医療機関をご案内します。
Q. シェーグレン症候群は完治しますか?
A. シェーグレン症候群は慢性疾患であるため完治は難しいですが、乾燥症状への対症療法などで症状を和らげることを目指します。定期受診では症状と全身状態を確認し、必要に応じて検査や治療、専門医療機関での評価をご相談します。
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